身近に癌を感じていない人の場合、癌とは大変な病気だけれども、どこか他人事のように感じているかと思います。私も母が乳癌になるまではそうでした。
母が癌だと最初に聞いたとき、何も知識がなかった私は、すぐに死を連想してしまい、不安で不安でたまらなくなりました。私ですらそうなのですから、本人や父はもっと様々な思いに陥ったことでしょう。
しかし、一つ一つ本で勉強するうちに、正しい知識を学び、必要以上に恐れないことが、精神的にも本当に大切なことだと思いました。
癌は、若い人の方が進行が早いです(確か細胞分裂の早さの関係だったかと...)。逆に母くらいの年齢になると(50代)進行は遅くなります。また、初期癌として発見されるまで、2年はかかると言われています。乳癌検診や子宮ガン検診が2年に一度でよいのはそのためです。ですから、あわてずに落ち着いて本やネットを調べたり、経験者の話を聞いたりする時間は十分にあるわけです。
情報の収集、病院や先生の評判の収集は必ず行ってください。これは経験から本当に痛感していることです。
母も、最初は何も考えず、最寄りの病院へ行きました。その時の先生は、乳房だけでなく、リンパ節のある脇の下まで摘出しないといけないと言われたそうです。母もその時はその方法しかないと覚悟していたようです。
しかし、後日私が本屋で買ってきた「評判のいい病院、医者カタログ」というような本(正式なタイトルは忘れました)に載っていた病院の先生を指名して行ったところ、リンパ節の摘出はなくなり、乳房の温存手術で済みました。何も調べず、最初の病院の先生の言うとおりにしていたら...と思うと、本当に調べてよかったと思います。
当時は知りませんでしたが、今はネットに、「がん治療と向き合う人の情報サイト」というサイトもあります。様々な情報が掲載されていますから、是非よく情報を得て、落ち着いて行動してほしいと思います。